築42年(改修竣工時)
1979年
2021年3月
東京都大田区
駅徒歩3分
木造2階建
134.68㎡
SOHO・事務所兼住宅
個人
企画・運営管理:Japan.asset management/デザイン監修:納谷新/施工:青木工務店
かりあげ+0円リノベ
閑静な住宅街の50坪の土地に建つ、当時築41年の空き家を、空きラボ事業者が10年マスターリースの上、オーナー負担0円で自社投資事業として企画・運用。“暮らすように働く”をコンセプトに、「住む場所」としての役割を終えた戸建の使い方を転換、多様な働き方を実現するニューノーマルな「働く場所」と再定義しました。駐車場や庭、キッチンなど、一軒家ならではの機能や空間の魅力を引き出し、従来の都市型オフィスビルでは得られない価値を生み出しました。
相談・内見
提案・見積・契約
工事・募集
完成・見学会
引渡・入居
相談・内見
2020年 7月
不動産会社経由でオーナー様より、当時築41年の戸建についてご相談が。親御様が他界され、空き家になって1-2年ほど残置物を含めそのままになっているとのことでした。元々ご実家だということで、将来オーナー様が住む可能性もあり、それまでの暫定的な活用をご検討されていました。
提案・見積・契約
2020年 11月
面積が大きいため、専用住宅としての活用だと全面改修が必要となってしまいます。そこで、水回りの刷新や足場なしでの外壁塗装など、機能とデザインを最低限整えた上で、駐車場2台付きの併用住宅にすることをご提案。車からの搬出入がしやすいように開口部を大きくする企画でした。
見積は、1Fの改修や床の下地の補修などに費用がかさんだため、調整を重ねました。
工事・募集
2021年 春
調査解体で、筋交がない等、当初想定していなかった脆弱性が判明。ブレスやコボットといった金物で耐震補強をし、金物自体をデザインの一部に取り込むことにしました。
耐震補強等によって工事費が増したことをふまえ、併用住宅としての利用を前提に賃料を設定し、入居者募集を開始しました。また、1F内壁の一部を塗装するDIYワークショップを開催。イベント実施により、近隣の方で、本物件を生花店や写真スタジオ等として利用することを検討された方々も複数おられました。
完成・見学会
2021年 秋冬〜
この時期、プラットフォームとしての「空き家リノベラボ」の運営を開始。本物件をあきラボのショールームとして公開していました。
また、翌春にはパートナーの東急・住まいと暮らしのコンシェルジュ様とセミナー・見学会を共催し、空き家に関する課題整理や対策の啓発を行いました。
引渡・入居
2022年8月
地域に資する入居者候補として理想と考えていた、飲食業の方と話が進み、開業サポートを行っていましたが、先方の内装資金の調整がつかず中止に。
そのタイミングで現在の入居者である企業様からお問い合わせがありました。元々は都心で事務所を持たれていましたが、本物件の家賃・2台分の駐車場・併用住宅という点に魅力を感じていただき、事務所兼社宅としてご利用いただくこととなりました。
空き家を借り上げ、家賃保証。空き家オーナー負担0円からリフォーム・リノベーションを行い、資産価値が向上された家がまた戻ってくるしくみです。