空き家リノベラボ

2022年3月

パートナーである東急・住まいと暮らしのコンシェルジュ様経由で、ご相談をいただきました。

当時築56年、オーナー様のご実家で、きょうだいで所有していましたが、空き家になってからの数年間で維持管理の負担を感じ、活用を希望されていました。しかし、鉄筋コンクリート造とはいえ先代自ら建築・増改築を重ねており、検査済証もなかったため、賃貸することに不安を感じておられました。

2022年7月

二子玉川駅・二子新地駅の徒歩圏内という立地をふまえ、住宅以外にも利用できる企画に。
電力容量を上げ、駐車場を整備、また風呂・洗面所を2Fへ新設することで、1F パブリック／2Fプライベートというゾーニングを行いました。1Fに既存玄関とは別に出入口を作り、土間を打つことで、車からの搬出入のしやすさにも配慮した計画でした。

建物調査の際、建物本体部分と増築部の基礎が連結されていないことが発覚したため、基礎補強と耐震補強をご提案。インフラ改修を重心的に行い、賃貸開始後のトラブルを未然に防ぐ方針をお話ししました。

2022年 冬

耐震補強やインフラには投資しつつ、1FをDIY可（原状回復義務なし）とするなど内装にはお金をかけすぎない方針で進めていきます。
増築部の不具合や耐震強度に不安のある点は、パートナーの構造設計者に助言をもらいながら、鉄骨やブレスで補強しました。

2022年 12月

2023年1月

賃料を適正価格に設定し入居者を募集したところ、すぐに複数の申し込みがあり、WEB制作を手がける会社様と話がまとまりました。1Fは自ら手を加え、新規事業のための菓子製造所としてご利用。立地はもちろんのこと、原状回復義務を協議できる点に魅力を感じていただけたようです。